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Photo Essay 櫻の木
ユーモアと好奇心と遊び心を忘れずに……コンサルティング会社の社長の日々雑感
9月16日の読売新聞・朝刊の“編集手帳”から
櫻の木の更新がなかなか出来ませんでした。仕事が忙しいというと、言い訳になりますが、やっと涼しくなってきたこともありますので、また再開しますね。お付き合いください。

9月16日の日曜日、2週間ぶりの久しぶりの休日でした。前の日が遅かったので、お昼近くまでゆっくりと睡眠をとり、食事をしながら、読売新聞の朝刊をひろげて読み始めた時に、気になる記事が眼にとまりました。“編集手帳”という1面のコラムに書かれたものです。ちょっと長いのですが引用しますね。

“価格やデザイン、アフターサービスの良しあしなど、買う側の選択の要素はさまざまだ。高額品と日用品では尺度が異なるかもしれない。
◆客は「商品や値段に我慢しても、販売する側の対応の悪さには我慢しない」というのが、神奈川県内で自動車の販売会社を経営する相澤賢二さん(67)の持論だ。「いい人が勧める商品はいい商品だ。あとあとも安心だ」と思ってくれるのだという。
◆この「いい人」を育てるために、相澤さんが10年以上も前から行っていることがある。250人余の社員に本を無料配布することだ。繁忙期を除くほぼ毎月、自ら読んで素晴らしいと思った本を渡し、そのつど感想文を書いてもらう。
◆最近は伊藤進著「ほめるな」や島田洋七著「佐賀のがばいばあちゃん」、池間哲郎著「あなたの夢はなんですか?私の夢は大人になるまで生きることです」を配った。販売技術を学ぶよりも、人間性を高めることが大事なのだという
◆社員を叱ることも多い。「腑に落ちない社員がいても、本の中で同じことが書かれていると、それがまた効果的なんです」と語る。新車の販売競争が厳しい中でも業績は堅調というから、説得力がある
◆企業は社員教育に時間も金をかけなくなったと言われている。社員を温かく、息長く育てようとしない組織に将来があると思えない。”

ショップブランディングの仕事をしていて感じるとことは、どうしても外に向けてのイメージの統一や継続が重視されがちだということです。その反面、内部の社員に対するブランディングの啓蒙が遅れがちになります。
先の読売新聞の編集手帳のコラムを読んで、“やっぱりそうだよな、ブランディングは内部から始めなきゃあ”という思いを強くした日曜日でした。

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